PM2.5による大気汚染の状況

環境省の見解その1

1.PM2.5 による大気汚染の状況

 「中国では、平成25 年1月10 日頃より、北京市を中心に、PM2.5 等による大規模な大気汚染が断続的に発生した。これまでも同様の現象は発生したことがあるが、今回は特に深刻かつ広範囲であり、健康への影響の他、高速道路閉鎖、航空便欠航や高速鉄道運行停止等交通にも大きな支障を来した。原因は、汚染物質が滞留しやすい気象条件下において、自動車の排気ガス、集中暖房における石炭使用、工場排煙等によるPM2.5 等の大気汚染物質の大量発生とされる。一方、日本国内の状況をみると、西日本で広域的に環境基準を超える濃度が一時的に観測されたが、全国の一般測定局における環境基準の超過率について、今年1月のデータを昨年、一昨年の同時期と比較すると、高い傾向は認められるが、大きく上回るものではない。今回の我が国における一時的なPM2.5 濃度の上昇については、以下の理由から総合的に判断すると、大陸からの越境大気汚染の影響があったものと考えられる。・西日本で広域的に環境基準を超えるPM2.5 が観測されたこと・九州西端の離島(長崎県福江島)にある、国立環境研究所(以下「国環研」という。)の観測所でも粒子状物質の濃度上昇が観測され、その成分に硫酸イオンが多く含まれていたこと・国環研のシミュレーション結果によると北東アジアにおける広域的なPM2.5汚染の一部が日本にも及んでいること一方、PM2.5 は通常でも我が国の大気中に観測され、濃度上昇は都市汚染による影響も同時にあったと考えられ、今回の事象は大陸からの越境汚染と都市汚染の影響が複合している可能性が高い。しかしながら、越境汚染による影響の程度は地域や期間によって異なることから、その程度を定量的に明らかにするには詳細な解析が必要となる。」

解析よりも先に今なお中国から排出される汚染物質をどうにかしてほしいものであるが、そうもいかないのであろう。 直接被害に会われている方の心境としては早期の改善を求めることだろう。

参考ページ 環境省HP



 

Copylight by [PM2.5対応マスク]なら安心安全のN95マスク通販

inserted by FC2 system